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LoLの春期世界予選「2015 IWCI」を終えたDetonatioN FMに聞く,世界と戦うためのタクティクス。新体制で挑む来シーズンの狙いとは

2015年4月21日から25日にかけ,トルコ・イスタンブールにて「League of Legends」(以下,LoL)のRiot Games公式大会「2015 International Wild Card Invitational」(以下,IWCI)が開催された。
 同大会には「League of Legends JAPAN LEAGUE 2015 SEASON1」で見事優勝を果たしたDetonatioN FocusMeが日本代表として参戦し,結果は1勝5敗。残念ながら予選リーグを突破することは叶わなかったが,日本のチームが公式大会に初出場し,世界の舞台で戦いを繰り広げたことは,国内のプロゲームシーンにおいて大きな一歩となったことだろう。

 今回4Gamerは,DetonatioN FocusMeのゲーミングハウスにて,チームメンバーの面々――DetonatioN代表・LGraNこと梅崎伸幸氏,MidのCeros選手,TopのBonziN選手,IWCIではJungleを務めたAstarore選手,そしてサブメンバーのYumeoti選手にインタビューする機会を得た。

 IWCIおよび,それに先んじてアメリカで行われた強化合宿での出来事や感想,そして世界レベルのチームとの戦いでDetonaitoN FMの面々は何を感じたのか。また5月23日より開幕した「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015 SEASON 2」でのメンバー入れ替えの経緯やその狙いについても聞いてみたので,ぜひご一読いただきたい。

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League of Legends

「International Wildcard 2015」(トルコ語
DetonatioN公式サイト
「League of Legends」公式サイト(英語)

「International Wild Card Invitational」の結果と課題

4Gamer
 トルコ・イスタンブールで行われたIWCI,お疲れさまでした。1勝5敗という結果でしたが,まずはそれぞれの感想をお聞かせ下さい。

Astarore選手:
 もう少し上を目指してやっていたつもりだったんで,悔しいです。どの試合も序盤戦は悪くない感触があったんですが,中盤以降がうまくいきませんでした。

BonziN選手:
 IWCI直前のアメリカでのブートキャンプを終えた感触では,もうちょっといけるんじゃないかという気はしていたのですが。実際にああいった舞台で世界と戦ってみて,もっと個人スキルを上げる必要性を感じました。

Ceros選手:
 現実に打ちのめされましたね。世界と互角に戦うためには,チームと個人の両方を改善していかなくては,と思いました。

DetonatioN代表・LGraNこと梅崎伸幸氏
梅崎伸幸氏(以下,梅崎氏):
 国内にサーバーを持たない国が1勝する大変さが身に染みた次第です。例えば,うちが唯一勝つことができたKaos Latin Gamersのあるラテンアメリカって,プレイヤー人口が100万人以上――日本の何十倍ものプレイヤーがいるんですね。

4Gamer
 えっ,そんなに?

梅崎氏:
 はい。全試合通しての結果は残念ですが,それだけのプレイヤーを抱える国の代表チームから1勝をもぎ取れたことは,日本の急成長ぶりを示せたとも思っています。これからだなと。

4Gamer
 トルコでのプレイ環境はいかがでしたか。公式大会では,確かトーナメントサーバー※に接続して試合をするんでしたよね。

※トーナメントサーバー……各国のプロリーグなど,公式試合でのみ使用される特別なサーバー。一般ユーザーは接続できず,試合の行われる地域にあるためPing(ネットワークによるラグ)が低い。またSpectator Mode(観戦モード)にDelay Timeが設けられていないため,試合をリアルタイムで追うことができる。

Ceros選手:
 IWCIでは,EU LCS(欧州プロリーグ)のトーナメントサーバー――確かアムステルダムのものを使っていたので,Pingが50ぐらいだったんですよね。アメリカでのブートキャンプのときよりは遅延があったとはいえ,プレイに支障が出るほどではなく,十分良い環境だったと思います。

BonziN選手:
 日本から韓国サーバーに接続してプレイするときがPing50ぐらいなので,それとあまり変わらない感じでした。

梅崎氏:
 環境面で言えば「試合中,サウンドにホワイトノイズが乗る」というのは,日本のチームとしては初の体験でした。これは,対戦相手や観客からのアドバイスを聞こえなくするための配慮なんですが,それに苛立つ選手もいたみたいです。

Ceros選手:
 そうですね。ヘッドフォン自体の遮音性も高くて,隣でしゃべっている選手の声がまったく聞こえないほどなんですが,そのうえでずっとノイズが鳴っていて。音が大きめだったので,慣れるまではかなり戸惑ってしまいました。

Astarore選手:
 ヘッドフォンを外しても,耳に違和感が残るんですよ。

4Gamer
 少し話が前後するのですが,皆さんはIWCIの直前にアメリカ・サンフランシスコで強化合宿を行ったとのこと。そこではどんな練習をされたんでしょうか。

梅崎氏:
 NA LCS(北米プロリーグ)やその下部リーグであるNA LCS Challengerに参戦しているチームと,練習試合をたくさんさせてもらいました。そのときの勝率は恐らく20%ぐらい……中でも,NA LCS Challengerの上位チームであるTeam Solo Mid Darknessには,なんとか1度勝つことができたという戦績で。正直,良く勝てたなと(笑)。

ラグナロク RMT